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W杯優勝からのなでしこジャパンの変化

潮智史

潮智史 朝日新聞編集委員

 世界王者なんだから、金メダルだって取れるでしょう。そんな雰囲気のなかで当たり前に決勝に進んだなでしこジャパンはたいしたものだった。

 でも、ロンドン五輪の6戦を通じて感じるのは、プレッシャーに押しつぶされそうな窮屈な姿ではなかったということだ。「メダルを取りたい」。そんなプレーヤーとしての純粋な気持ちに支えられた取り組みだった。

 だから、多くの人々が好感を持ち、多くの人々に支持されるのだと思う。

 世界王者まで駆け上がった1年前の女子ワールドカップ(W杯)の時と比べると、その足取りはかなり違って見える。

 挑戦者の立場にいたW杯では結果を気にするよりも、ボールを細かくつなぎ、守備でも全員で協力するという自分たちのスタイルを出すことに集中できていた。

 それがロンドンでは、メダルという目標と結果を意識するあまり、

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筆者

潮智史

潮智史(うしお・さとし) 朝日新聞編集委員

朝日新聞編集委員。1964年生まれ。87年入社。宇都宮支局、運動部、社会部、ヨーロッパ総局(ロンドン駐在)などを経て現職。サッカーを中心にテニス、ゴルフ、体操などを取材。サッカーW杯は米国、フランス、日韓、ドイツ、南アフリカ、ブラジルと6大会続けて現地取材。五輪は00年シドニー、08年北京、12年ロンドンを担当。著書に『指揮官 岡田武史』『日本代表監督論』。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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