西岡研介
2012年11月20日
1989年にTBSのワイドショースタッフが、オウム真理教を批判していた坂本堤弁護士のインタビュー映像を、放映前にオウム真理教幹部に見せたことが、坂本弁護士一家殺害事件に繋がったとされる「ビデオ問題」。それを同局が公式に認めた96年、故筑紫哲也氏は、自らの番組「NEWS23」でこう発言し、TBSを批判した。
かつては朝日新聞の記者で、雑誌『朝日ジャーナル』の編集長も務めていた筑紫氏になぞらえて言えば、こういうことなのだろう。
『週刊朝日』は死んだ。
私自身、週刊朝日では単発の記事だけでなく、何度か連載も書かせてもらい、版元の朝日新聞出版からは単行本も上梓させてもらった。また週刊朝日編集部には、もはや「仲間」と言えるほど信頼できる編集者もいれば、親しい記者もいる。が、やはり、今回はこう言わざるを得ない。
理由は三つある。
一つ目は、
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