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[8]女子フリー(下)

着実な足取りを見せた村上佳菜子。最後の準備ができた浅田真央

青嶋ひろの フリーライター

■浅田真央 

 「ヨナVS真央」――さんざん騒がれ、本人たちも意識せざるを得ない異様な空気の中。ショートプログラムで1位と6位という結果を、「明暗」という言葉で表す記事があったが、「それほどでもないじゃないか」とその時は思った。

 やはり久しぶりのチャンピオンシップへの緊張があったのだろう、ショートプログラムのキム・ヨナ(韓国)のスケートには、明らかな硬さがあった。それに比べれば、ジャンプのミスはあったものの、「アイ・ガット・リズム」の軽快な一幕をいい表情で滑り切った浅田の方が、氷の上ではずっと魅力的だった。ヨナにそれほどの点数が出なかったことも妥当、このままならフリーも十分戦える、と思ったのだ。

 しかし演技に大きな差はなかったのに、はっきりと「明暗」が現れてしまったのは、

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筆者

青嶋ひろの

青嶋ひろの(あおしま・ひろの) フリーライター

静岡県浜松市生まれ。2002年よりフィギュアスケートを取材。日本のトップ選手へのインタビュー集『フィギュアスケート日本女子 ファンブック』『フィギュアスケート日本男子 ファンブック Cutting Edge』を毎年刊行。著書に、『最強男子。 高橋大輔・織田信成・小塚崇彦 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表リポート』(朝日新聞出版)、『浅田真央物語』『羽生結弦物語』(ともに角川つばさ文庫)、『フィギュアスケート男子3 最強日本、若き獅子たちの台頭 宇野昌磨・山本草太・田中刑事・日野龍樹・本田太一」(カドカワ・ミニッツブック、電子書店で配信)など。最新刊は、『百獣繚乱―フィギュアスケート日本男子―ソチからピョンチャンへ』(2015年12月16日発売、KADOKAWA)。

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