倉沢鉄也
2013年05月17日
TCA(電気通信事業者協会)の携帯電話等契約数の値を見ても、2012年10月~11月、12月~翌1月にはドコモは契約者数の純減を記録し、シェアは2012年4月~2013年3月の12ヶ月でドコモ2.3ポイントマイナスとなっている。ところが、この統計数値では、上記12ヶ月でauのシェアもまた0.3ポイントマイナスになっており、SBMすらも0.7ポイントの増加でしかない。残りのシェアはUQコミュニケーションズ(1.0ポイント増)、事実上「ソフトバンク4G」である(元ウィルコムAXGP)のWireless City Planning(0.8ポイント増)の「4G」回線が吸い取っている。TCAの統計ではauとソフトバンクのLTEを切り分けることはできないが、販売・契約実績の主戦場が、iPhoneを含めて高速回線を搭載したスマートフォン・タブレットにシフトしているとは言える。
JEITA/CIAJ(電子情報技術産業協会/情報通信ネットワーク産業協会)の統計数値では、2012年4月~2013年2月累計で携帯電話等の出荷台数は約2,416万台、うちスマートフォンが1,380万台と56%を占め、スマホの対前年同月比は約22%増(携帯電話全体では約12%減)となっている。これを感覚的に妥当と見るか否かは、
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