全豪3連覇狙う車いすテニスの世界ランク1位は「同情ではなく競技として見てほしい」
2015年01月20日
先日、これまでスポーツにさして関心などなかったはずの友人から、「正月休みをグッと我慢し、全豪を家族で観戦に行ってくるね!」などと弾むような声で連絡を受けた。若きエースへのグランドスラム日本人初優勝への期待感が、一般のファンにもどれほど深く、広く、それも一気に浸透したかに驚かされる。得意のハードコートでの今大会は初優勝へのビッグチャンス。現在のツアーで若手の先陣を切る25歳にとって、グランドスラム優勝はもはや時間の問題でしかないだろう。
しかし今コラムでは、眩し過ぎるスポットライトを浴びて初戦をスタートする彼ではなく、全豪で実に過去7度もの優勝を果たしている、車椅子テニスのスーパーレジェンドを。
世界ランキング1位の国枝慎吾(30=ユニクロ)は今大会シングルス(1月31日決勝、賞金総額6万ドル)で3年連続8度目の優勝を狙う。年末年始、トレーニングは暑熱対策を考慮して沖縄で
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください