W杯ロシア大会へは、チャンピオンではなくチャレンジャーからのスタート
2015年02月03日
一方、到着ロビーから2つ階を上がった出発カウンターでは、準決勝からの視察を予定していた日本協会・小倉純二名誉会長、Jリーグチェアマンで協会副会長の村井満氏2人が極めて厳しい表情で「8強止まり」についてメディアの質問に答えていた。アジアカップは、1992年日本開催で初優勝を果たして以来(オフト監督)、いつでも日本サッカーと世界との「立ち位置」や距離を正確にはかるスケールでもあったから。
97年、広大なアジア大陸で初めて行われた「ホーム&アウェー」によるワールドカップ(98年フランス大会)アジア最終予選で悲願の初出場を果たして以降、2000年レバノン大会はトルシエ監督指揮下で優勝し、04年はジーコ監督に率いられて連覇を達成。前回11年も、就任間もないザッケローニ監督で優勝を果たし、優勝できなかったオシム監督でも4強には入っている。
「日本以外の国々が、日本を研究し着々と実力をつけている印象です。ワールドカップの出場はいつでも簡単ではないが、ロシアに向けても一層難しくなると考えて臨まなければならないでしょう」
FIFA(国際サッカー連盟)理事として、アジア枠の拡大に努めてきた小倉氏はそう話す。昨年のブラジル大会では
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