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『昼顔』ブームでも不倫は御法度、怖いママ友の目

若いコンプライアンス至上世代が抱く不倫への嫌悪感

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 ママ友同士はちょっとしたことで関係が壊れていく。仲良くしているママ友の子供に、自分の子供が乱暴なことをされた。やんわりとクレームを入れても無視された。また、あるママは「看護師のママに『あなたがまた正社員になるのは無理ね』といわれて傷ついた」と話す。さ細なことでママ友同士は離れていく。

 このママ友同士の亀裂の原因として「不倫」が登場した。テレビドラマ『昼顔』(フジテレビ)で話題になった主婦の不倫だが、かつてに比べて増えているのは確かだ。主婦の合コンに潜入したこともあるが、ネットというツールが普及したことでいくらでも異性と出会うことができるようになっている。たとえば、Facebookは「同級生同士の不倫」の温床になっているという。同級生に「今度会わない?」と誘われたら、特に後ろめたさもなく出かけていくだろう。また、見知らぬ男女が出会うネット上の場所も多様化している。

 最近、よく聞くのがスマートフォンのゲームアプリだ。GPS機能で近隣のユーザーと一緒に遊ぶことができるし、一定のプレイヤーを友達登録もできる。そして、見知らぬプレイヤーとメッセージ機能で会話をすることができるアプリもある。ゲームで知り合った相手だと「趣味の友達」ということで女性も警戒せずに相手と会ってしまう。

ドラマ「金曜日の妻たちへ」の出演者らによるトークイベント=2007年10月8日、横浜市青葉区拡大ドラマ「金曜日の妻たちへ」の出演者らによるトークイベント=2007年10月8日、横浜市青葉区
 さて、不倫の定義はなんなのか。訴訟で相手の妻に訴えられる「不倫」は性交渉したか否かだそうである。気持ちの
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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