経済効果や交通量分散をバランスよく論じなければいけない
2015年06月10日
東京都・川崎市・横浜市の境目に在住し、休日はコンスタントに東名道・中央道・第三京浜と各首都高を使い分ける個人倉沢としては、確かに中央環状道の全通によって受けた恩恵はわずかでしかない。むしろ首都高上り線の渋滞の先頭が都心環状線(谷町、三宅坂)から中央環状線(大橋、西新宿)に移って渋滞が後ろ伸びしかえって迷惑、という程度しか認識ができない。まして平日や
深夜の長距離トラックの到達時間短縮による経済効果を個人が認識できるはずもない。一方でたまに利用する東名~湾岸線、中央~大宮線などでは画期的な時間短縮に明らかな効果を感じる場面もある。
こうしたミクロの課題の解決(例えば上記大橋ジャンクションの速度ダウン箇所や三軒茶屋出口の形状が原因となる渋滞の解決)に対する具体策の提示と、マクロな経済効果等の調査結果のわかりやすい説明とを、政府・自治体・高速道路会社が上手に使い分ける必要があり、また受け取る住民・市民・国民も上手に聞き取る必要がある。
筆者手元での個別詳細のデータを検証できていないが、
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