苦手のナダルを破った光る攻撃力、不安材料はけがと疲労
2015年08月28日
錦織圭選手は、昨年準優勝した全米オープンテニス(8月31日~9月13日、ニューヨーク)で、再び四大大会制覇の夢をかけることになる。
少なくとも言えることは、8月24日時点のシングルス世界ランキングで4位、第4シードとなった錦織にとって、1位ジョコビッチ選手(セルビア)、2位フェデラー選手(スイス)、3位マリー選手(英国)とは準決勝まで対戦しないことを意味しており、たとえ過去0勝のガスケ選手(12位、フランス)、また過去1勝のナダル選手(8位、スペイン)やバブリンカ選手(5位、スイス)であっても、錦織は現時点の上位ランカーとして試合に臨むことができる。プロのテニストーナメントにおいて、第4シードか第5シードか、第8シードか第9シードか、第16シードか第17シードか、は大きな境目である。
全米オープンのトーナメントドローは日本時間の28日午前に発表されるが、第4シードが準決勝までの勝ち上がりを気にかける意味は正直薄い。問題は準決勝、決勝をどう勝つか、せいぜい準々決勝の相手が誰になるかであり、
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