3日にW杯2次予選のカンボジア戦、浦和・武藤と湘南・遠藤の招集は変化の兆しか
国際サッカー連盟の国際試合のカレンダーにあわせて、日本代表の活動はほぼ1カ月に1度のペースである。集合し、解散し、そのたびにチームは作り直される。
そういうサイクルを熟知した監督は、チーム作りの効率化をはかるために、23人の代表選手の枠を3つのグループに分けるのが一般的だという。
常に代表チームに選び、チームの機能、雰囲気、そして士気の高まりの核にする選手。核になる選手を補完する選手。そしてなにかを期待して試す選手。
ハリルホジッチ監督は就任当初、アギーレ前監督までに築かれたチームの構造を変えなかった。変えたくても変えられなかったのだろう。
昨年のワールドカップでの惨敗以来、日本代表チームには活力が欠けている。自信を取り戻すチャンスだったアジアカップでも準々決勝で敗退した。年代別の代表は揃ってアジア予選で敗退。Jリーグにも元気がない。アジアチャンピオンズリーグでも日本勢は不振だ。大胆すぎる采配をふるえば、日本のサッカーそのものが大混乱に陥る危険がある。
ハリルホジッチ監督は速攻の重要性を説くなど戦い方を変えようとしているかのような印象をもたれたが、落ち着いて観察すれば、ワールドカップの惨敗の反省に取り組んだに過ぎない。世界のスタンダードに足りない部分を気づかせた、というほどの意味しかない。チームの核は相変わらず本田、香川、
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