2015年09月09日
続いては、全国4都市(札幌、大阪、愛知、仙台)で11公演を開催、愛知と仙台、6公演の観客動員数は約3万と、「ファンタジーオンアイス」に引けを取らない「ザ・アイス」(制作:中京テレビ放送)。開催を前にして浅田真央が出席した記者会見も大いに話題になり、「LOTTE presents THE ICE」と大企業の冠を掲げた、日本で最も商業的なアイスショーだろう。
今季初めてアイスショーの取材をしたという記者は、「ファンタジー・オン・アイス」と「ザ・アイス」の客層の違い、客席の雰囲気の違いに驚いたという。
羽生結弦やステファン・ランビエール、ジョニー・ウィアーなど、ディープな支持者を持つスケーターが揃った「ファンタジー」は、ファンの盛り上がりがなかなかに熱狂的だ。
各都市のテレビ局が大きく宣伝することで、生でスケートを見るのは初めて、というライトな客層、親子連れ、ファミリー層も多く訪れていた。
そこで繰り広げられるショーも、華やかなグループナンバーあり、トークショーあり、観客も一緒に踊るダンスパートありと、浅田真央を中心とした親しみのある構成となっている。
舞台裏でも、スケーターたちが仲良く心地良い環境で滑れるよう、スタッフは様々な工夫を凝らしていると聞く。
浅田が日本だけでなく世界中のスケーター仲間から愛され、海外のスケーターたちは、「マオのショーに呼ばれたんだよ!」と、誇らしい気持ちで集まってきている、そんな雰囲気もいい。
かつて伊藤みどりがプリンスアイスワールドを率いていた頃、「ミドリのショーに呼ばれたんだ!」と各国のスケーターが喜んで彼女のために来日したという、そんな逸話を思い出してしまう。
「マオといっしょに、日本の皆さんのために!」、スケーターたちのそんな気持ち、プロフェッショナリズムというより、より温かな友情や親密性を、「ザ・アイス」のスケーターの滑りから感じ取ることができた。
もちろん、2006年のスタートから9年間、築き上げてきた「ザ・アイス」らしいカラーもある。今シーズン大きな見どころだったのは、
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