メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

ジャッジ傾向に変化。羽生結弦は方向転換できるか

宇野昌磨など「新世代」と相対するために

青嶋ひろの フリーライター

 フィギュアスケートは本来、ジャンプだけの競技ではない。

 もちろんジャンプの得点が大きな比重を占めはするが、プログラムを主体に考えるならば、ジャンプはそれを飾るアクセサリーのひとつだ。作品を引き立てるために、音楽とマッチしたポイントに散りばめられる、美しい跳躍。

銀のチャン(左)、銅のテン(右)と笑顔拡大ソチ五輪のメダリストたちも、採点傾向の変化と若手の台頭に立ち向かわなければならない(左からパトリック・チャン、羽生結弦、デニス・テン)
 フィギュアスケートは、技を見せるためにプログラムを作り上げているわけではない。4回転に心を捉えられがちな選手たちにも、その原点に今一度立ち返ってもらいたい――。

 連載「何が羽生結弦をここまで追い詰めたのか?」で書いたように、スケートカナダで、4回転一度のパトリック・チャンが、羽生結弦に勝ったことには、そんなジャッジたちのメッセージを読み取ることができる。

ボーヤン・ジン(金博洋)のジャンプが影響?

 また、ある日本のトップコーチにカナダの結果について聞くと、中国のボーヤン・ジン(金博洋)の存在も大きいのではないか、という答えが返ってきた。

・・・ログインして読む
(残り:約4272文字/本文:約4709文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

青嶋ひろの

青嶋ひろの(あおしま・ひろの) フリーライター

静岡県浜松市生まれ。2002年よりフィギュアスケートを取材。日本のトップ選手へのインタビュー集『フィギュアスケート日本女子 ファンブック』『フィギュアスケート日本男子 ファンブック Cutting Edge』を毎年刊行。著書に、『最強男子。 高橋大輔・織田信成・小塚崇彦 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表リポート』(朝日新聞出版)、『浅田真央物語』『羽生結弦物語』(ともに角川つばさ文庫)、『フィギュアスケート男子3 最強日本、若き獅子たちの台頭 宇野昌磨・山本草太・田中刑事・日野龍樹・本田太一」(カドカワ・ミニッツブック、電子書店で配信)など。最新刊は、『百獣繚乱―フィギュアスケート日本男子―ソチからピョンチャンへ』(2015年12月16日発売、KADOKAWA)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

青嶋ひろのの記事

もっと見る