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フィギュアスケート世界選手権2016プレビュー

男子シングル、怒濤の展開。羽生結弦に迫るライバルたち

青嶋ひろの フリーライター

 今年の世界選手権の注目は、男子! 俄然楽しみになってしまったのは2月の一戦、四大陸選手権(台北市)の存在が大きいだろう。

 この大会、日本勢は精鋭3選手(宇野昌磨、無良崇人、田中刑事)を揃えながらも、メダル無し。そんな寂しい結果にもかかわらず、ここ数年でいちばんというほど、見ごたえある一戦だったのだ。

最強の4回転ジャンパー、ボーヤン・ジン

ボーヤン・ジン拡大世界が注目する「4回転ジャンパー」ボーヤン・ジン(金博洋、中国)
 まずは中国の18歳、ボーヤン・ジン(=金博洋、中国)が達成した、史上初のフリーでの4回転4回。

 4回転競争激化が著しいとはいっても、やはりどんな選手もフリーで3回成功させるのが精いっぱいだ。羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)といった世界王者クラスでも、いつでもコンスタントに3度成功させることは難しい。

 そこに今シーズン、シニアに上がったばかりのボーヤン・ジンが、いきなり4回転旋風を巻き起こした。

 ルッツ、サルコウ、トウループと3種類の4回転を駆使し、ショートで2回、フリーで4回の4回転に常にチャレンジ、という規格外のモンスターだ。

 日本のコーチたちも彼のジャンプには大いに注目し、バルセロナでのグランプリファイナルでは、「ボーヤンの ・・・ログインして読む
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筆者

青嶋ひろの

青嶋ひろの(あおしま・ひろの) フリーライター

静岡県浜松市生まれ。2002年よりフィギュアスケートを取材。日本のトップ選手へのインタビュー集『フィギュアスケート日本女子 ファンブック』『フィギュアスケート日本男子 ファンブック Cutting Edge』を毎年刊行。著書に、『最強男子。 高橋大輔・織田信成・小塚崇彦 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表リポート』(朝日新聞出版)、『浅田真央物語』『羽生結弦物語』(ともに角川つばさ文庫)、『フィギュアスケート男子3 最強日本、若き獅子たちの台頭 宇野昌磨・山本草太・田中刑事・日野龍樹・本田太一」(カドカワ・ミニッツブック、電子書店で配信)など。最新刊は、『百獣繚乱―フィギュアスケート日本男子―ソチからピョンチャンへ』(2015年12月16日発売、KADOKAWA)。

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