男子シングル、怒濤の展開。羽生結弦に迫るライバルたち
2016年03月31日
今年の世界選手権の注目は、男子! 俄然楽しみになってしまったのは2月の一戦、四大陸選手権(台北市)の存在が大きいだろう。
この大会、日本勢は精鋭3選手(宇野昌磨、無良崇人、田中刑事)を揃えながらも、メダル無し。そんな寂しい結果にもかかわらず、ここ数年でいちばんというほど、見ごたえある一戦だったのだ。
4回転競争激化が著しいとはいっても、やはりどんな選手もフリーで3回成功させるのが精いっぱいだ。羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)といった世界王者クラスでも、いつでもコンスタントに3度成功させることは難しい。
そこに今シーズン、シニアに上がったばかりのボーヤン・ジンが、いきなり4回転旋風を巻き起こした。
ルッツ、サルコウ、トウループと3種類の4回転を駆使し、ショートで2回、フリーで4回の4回転に常にチャレンジ、という規格外のモンスターだ。
日本のコーチたちも彼のジャンプには大いに注目し、バルセロナでのグランプリファイナルでは、「ボーヤンの
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