停滞する若手の成長がなければ、最終予選で失速の恐れも
2016年04月04日
3月、Jリーグの選手限定での合宿が3日間のみ行われた。Jリーグの協力もあって実現したキャンプだったが、2次予選2連戦に呼ばれた国内の選手はGKをのぞくと8人。さらに守備陣をのぞけば4人と、そのリーグの「旬」や勢いを示す攻撃的ポジションの選手は少なかった。1位通過をかけた3月29日のシリア戦の先発にJリーグから名を連ねたのはわずか3人だった。
「もしかしたら今回(2連戦)が呼んでもらえる最後なのかもしれない。高さも含めて、全てをアピールしなくては」
監督が、こうした話を選手にミーティングで積極的にしているから出るコメントだ。監督はアフガニスタン、シリア戦メンバーの発表の際に、こうも話した。
「若手には素晴らしい才能に溢れる選手もいる。忍耐強く起用していくしかないのだが、(彼らの奮起を)10年も待ち続けるような時間はない」
代表をリードしてきた選手たちの充実ぶりに、伸びしろや若手の成長が追い付けなければ「停滞感」を招く。それが、過酷な最終予選中の失速につながるリスクもある。
100試合を達成した岡崎は試合後
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください