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宇野昌磨には何が足りなかったのか?(上)

早すぎた成長。気楽さを味わえる時間が短すぎた

青嶋ひろの フリーライター

 18歳の宇野昌磨の、初めての世界選手権。

 初めて経験する大きな試合に、ワクワクした様子もない。

 初めて経験するピリピリしたトップ選手たちのムードに、萎縮する様子もない。

公式練習の後、ファンの女性と写真におさまる宇野昌磨拡大世界選手権の公式練習の後、ファンの女性たちと写真におさまる宇野昌磨=アメリカ・ボストン
 「練習から、ずいぶん怖い顔ばかりしている。なんだか昌磨らしくないね」

 すでにグランプリファイナルで3位に入り、世界ランキングも3位。

 ショートプログラムもオリンピックメダリストたちに交じって最終グループで滑る彼は、もうフレッシュな新人ではなかった。

 優勝を狙った四大陸選手権で振るわなかったぶん、今大会は上位入賞を狙いたいところだろう。

 しかし引き締まった顔つきで淡々と練習をこなす彼の姿を見て、頼もしさとともに一抹の寂しさ ・・・ログインして読む
(残り:約1601文字/本文:約2004文字)

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筆者

青嶋ひろの

青嶋ひろの(あおしま・ひろの) フリーライター

静岡県浜松市生まれ。2002年よりフィギュアスケートを取材。日本のトップ選手へのインタビュー集『フィギュアスケート日本女子 ファンブック』『フィギュアスケート日本男子 ファンブック Cutting Edge』を毎年刊行。著書に、『最強男子。 高橋大輔・織田信成・小塚崇彦 バンクーバー五輪フィギュアスケート男子日本代表リポート』(朝日新聞出版)、『浅田真央物語』『羽生結弦物語』(ともに角川つばさ文庫)、『フィギュアスケート男子3 最強日本、若き獅子たちの台頭 宇野昌磨・山本草太・田中刑事・日野龍樹・本田太一」(カドカワ・ミニッツブック、電子書店で配信)など。最新刊は、『百獣繚乱―フィギュアスケート日本男子―ソチからピョンチャンへ』(2015年12月16日発売、KADOKAWA)。

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