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TBS「NEWS23」の岸井アンカーの降板理由

視聴率低迷により3年で交代、市民団体の意見広告で放送局は苦慮

川本裕司 朝日新聞社会部記者

最後の出演となった膳場貴子キャスター、岸井成格アンカーのコンビと、後任キャスターの星浩さん(左から)=2016年3月
26日午前零時すぎ、TBS「NEWS23」から拡大最後の出演となった膳場貴子キャスター、岸井成格アンカーのコンビと、後任キャスターの星浩さん(左から)=2016年3月 26日午前零時すぎ、TBS「NEWS23」から
 この春、夜のニュース・報道番組でキャスターの交代が重なった。23年にわたり続いていたNHK「クローズアップ現代」の国谷裕子さん、12年間務めてきたテレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎さん、そしてTBS「NEWS23」の膳場貴子さんと岸井成格さんのコンビだ。中でも、市民団体から“偏向している”と名指しされ、その去就が注目を集めていた岸井さんが降板した理由は何だったのだろうか。

 昨年11月中旬、市民団体「放送法遵守を求める視聴者の会」が「岸井氏は『メディアとしても(安保法案の)廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ』との発言は放送法への違反行為」と主張する意見広告を、産経、読売新聞に掲載した。特定のキャスターの個人名をあげて批判する意見広告は異例だった。

 TBSテレビ幹部らの話によると、実はこの意見広告が出る前の昨年夏ごろには岸井さんの降板の方針が固まっていた。

 その最大の理由は視聴率の

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筆者

川本裕司

川本裕司(かわもと・ひろし) 朝日新聞社会部記者

朝日新聞社会部員。1959年生まれ。81年入社。学芸部、社会部などを経て、2006年から放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員などを経て、19年5月から大阪社会部。著書に『変容するNHK』『テレビが映し出した平成という時代』『ニューメディア「誤算」の構造』。

 

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