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宇野昌磨、「新種」4回転フリップで歴史を作る

進化の先に、「5回転ジャンプ」は可能なのか?

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

 宇野昌磨が4月22日、フィギュアスケート史に新たな記録をもたらした。

 米国ワシントン州のスポケーンで開催されたチームチャレンジカップで、これまで誰も試合で成功させたことのない4回転フリップジャンプを成功させたのである。

宇野昌磨拡大宇野昌磨の4回転フリップ成功で、フィギュアスケートはまた進化した
 「SPとFSのどちらかで決めたい気持ちでこの大会に挑んでいました。世界選手権で納得のいかない演技をして悔しい思いでしたが、帰国後、気分転換と来シーズンの準備を兼ねて4回転フリップの練習を始めたのが良かったです」

 宇野は、そうコメントした。

 このシーズン(2015-16シーズン)は、羽生結弦による世界最高スコアの更新、ボーヤン・ジン(=金博洋、中国)のフリーで4度の4回転成功など、いくつかの新記録が出て、このスポーツの技術がまた一段と進化した1年だった。

 だがシーズン最後になって、かつて誰も成功させたことのないジャンプが認定されたというのは、また

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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書『挑戦者たち――男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で、2018年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。ほかに『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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