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なぜ「不倫」がいま注目されるのか(中)

不倫スキャンダルへのバッシングは嫉妬が原因なのか

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 前回は春スタートの連続ドラマで不倫をテーマにしたものが多い理由に言及した。(中)では、「なぜ、セレブリティの不倫で強く批判される場合と、そうでない場合があるのか」という問題についてみていきたい。ベッキーや乙武洋匡などの著名人が不倫スキャンダルで窮地に追いやられる一方で、同時期に不倫報道があった、お笑い芸人の"とにかく明るい安村"はさほど批判されていない。5月7日にはゲームアプリのPRイベントに出演し、妻に4時間謝罪したという不倫の修羅場をネタにした。このバッシング格差は何が原因なのだろうか。

女優の不倫は炎上しない

 不倫報道でバッシングされるセレブリティと、そうでない人がいるのはいまに始まったことではない。元モーニング娘。でタレントの矢口真里が自宅に男性を連れ込んだ時に、彼女の不倫行為は大変な批判を浴びた。

  一方で、女優たちの不倫スキャンダルはさほど叩かれない。女優の広末涼子は、年下の佐藤健との不倫デート報道があり、女優の真木よう子と演出家長塚圭史の火遊びがスクープされたが、バッシングはほぼなかった。女優の奥菜恵にいたっては、離婚が成立していない身でありながら、年下の俳優との交際が報じられたが、彼女が子供と恋人と歩いている写真は「ほほえましい」という風にすら評された。

  この「不倫バッシング格差」について、ネットメディアや雑誌のコラムなどでは「人は自分と同じ土俵にいない人にはやっかまない。女優は雲の上の存在だから

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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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