つきまとうスタミナの不安、中4日と中5日では大きく違う成績
2016年06月08日
「シャープなピッチングだけでなく、強靭なスピリットもみせてくれた」と、デーブ・ロバーツ監督は投球内容とともに、精神力の強さも絶賛した。確かに武器のスライダーを軸に丹念にコーナーつき、大きなカーブを交える緩急自在の投げっぷりは、相手打線に付け入る隙を与えぬ見事なものだった。
そして、6月3日には6回3分の1を2点に抑えて5勝目をマーク。打球直撃の右手の不安を払しょくするような投球ではあったが、本来のキレは戻っていないという印象を受けた。前田はこの2連勝を弾みに、再びデビュー4試合で3連勝、失点わずか1というような快投をみせられるだろうか。
3連勝のあと、相手先発投手に2ホーマーを浴びる試合を含めて3連敗したときは、「予想以上の好投手。ドジャースはいい買い物をした」という評価も下がり始めていた。
球威ではなく、変化球のキレ、抜群の制球力で勝負するタイプ。5月に入り、少しずつ甘くなっていたことが3連敗した要因のひとつのように感じられた。その後、2連勝したが開幕当初の調子ではない。
前田にはスタミナ面の不安がついて
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