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GPシリーズ初優勝、宇野昌磨独占インタビュー

「ジャンプだけではなく、表現も磨いていきたい」

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

 GP(グランプリ)シリーズ初戦のスケートアメリカで初優勝を飾り、快調なスタートをきった18歳の宇野昌磨。世界でまだ彼しか成功させていない4フリップだけではなく、もともと優れていた表現力にもより一層磨きがかかった。伸び盛りの彼が、今シーズンどこまで行くか目が離せない。スケートアメリカ終了後、本コラムのために単独インタビューに応じてくれた彼の貴重な独占インタビューである。

初のスケートアメリカタイトル

――自力で勝ち取ったGPタイトルを手にして、今どんなお気持ちですか?

スケートアメリカで初優勝した宇野昌磨スケートアメリカで初優勝した宇野昌磨
宇野 ようやく自分のやってきたことが試合で発揮でき、ミスを最小限に抑える演技をした結果1位につけたということで、去年1年間の成長を改めて実感しています。

――フリーの4フリップ、きれいにきまりました。今までで最高の出来でしょうか?

宇野 ジャパンオープンもわりと良かったかな、と思います。ここのフリーでもわりときれいにきまって、とても6分間公式練習で1本も跳んでいないとは思えないほどきれいに跳べました。

――このジャンプ、もう自分のものにしたという実感はありますか?

宇野 他のジャンプに比べるとそんな感じはしないですけれど、でもフリップはぼくなりの習得の仕方でできたんじゃないかなと思います。

4フリップに挑戦した理由

――改めて、4フリップに挑戦することになった経過を教えてください。

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