JFL八戸で13日に最終戦、日本サッカー界に遺していくものとは
2016年11月11日
来年3月23日にUAEでのアウェーで再スタートする最終予選の2ラウンド目は、1ラウンド目よりさらに厳しくなるのは明白だ。結果にかかるプレッシャーはさらに大きく、歴代の日本代表が苦手としてきた中東でのアウェーが続く。6月にはイラク戦(開催地はイランが有力)、9月にはサウジアラビアと最終戦に臨まなくてはならず、22以内が決まっていなければプレーオフに回る事態となる。
最終予選4試合で厳しい状況に危機感を抱いたハリルホジッチ監督は、サウジ戦を前にFWに20歳の井手口陽介(G大阪)、大迫勇也(ケルン)、リオ五輪代表のFW久保裕也(ヤングボーイズ)ら若手を思い切って招集し、来年に備える構えだ。
「若手」といった表現が盛んに報道されるそんな時、日本代表が初めてW杯に臨んだ1998年フランス大会の候補として、わずか17歳322日で代表に選出された市川大祐(ヴァンラーレ八戸)が36歳で引退する。日本がプレーオフでフランスへの切符を獲得した翌年3月、当時清水工に通う高校2年生は清水エスパルスでJリーグにデビュー。
ユース年代から密かに視察を続けていた当時の岡田武史日本代表監督は翌月、4月の日韓親善試合(ソウル)に右サイドの有望選手として市川と、18歳だった小野伸二(当時、清水商から浦和でプロに)を呼んで大きな注目を集めた。いわばサッカー界の若手と呼ばれる選手たちの源流ともいえる存在
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