リオデジャネイロ五輪後、トップ選手4人が企業を退社
2017年01月23日
リオ五輪の男子体操個人、団体の金メダリスト、内村航平(28)が、16年11月にコナミスポーツ退社。先ずはスポーツメーカー「アシックス」と、20年東京五輪を見据えたウエア関連契約を結んでプロキャリアをスタートさせたばかりだ。
陸上400ートルリレーではアンカーとして銀メダル獲得に貢献したケンブリッジ飛鳥(23)も、スポーツウエアやサプリメントを扱う「ドーム」を退社しプロランナーとなった。
3月に東洋大学を卒業予定の、競泳400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(22)も、活動の詳細は未発表だが、企業には所属せず東京五輪を目指す方向性を決めたようだ。
アマチュアと呼ばれてきた五輪アスリートたちの活動形態にも、東京五輪に向かって大きな変革の波が押し寄せている。今後も益々勢いを持つこの波を、選んだ選手自身も業界もどう乗りこなすのか注目される。
プロ転向とそうではない選手の「差」とは、どこにあるのか。
もっとも明確なのは、企業に所属し給料をもらって活動をする社員(契約形態は様々だが)なのか、所属企業を持たず自らで収入源を得て行くかの違いだ。前者なら安定はしている。引退後も企業に残る、或いはアドバイザーなどで企業に関わるケースも多い。しかしもちろん、所属企業以外でのウエアの選択からイベント出演、CMやテレビでの活動全てで所属会社の許可なくしてはできないため、活動は大幅に制限される。
後者は、肖像権の一部は強化資金をねん出するJOC(日本オリンピック委員会)で使用されるケースはあるが、
有料会員の方はログインページに進み、デジタル版のIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞社の言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください