ドーピング問題で米国が強硬提案。ソチの金メダリスト・ソトニコワの調査結果は?
2017年01月28日
昨年(2016年)の7月、内部告発によって明らかになったソチ五輪のドーピング問題。国家の関与はプーチン大統領が否定し続けているものの、組織的なロシア選手のドーピング隠蔽がなされていたことは間違いない。
米国のベテランコラムニスト、フィリップ・ハーシュによると、アクサー会長は「国家ぐるみの、周到に容易されていた違法行為。国際五輪委員会(IOC)と国際スケート連盟(ISU)がその高潔さを維持するためには、このような行為に対して厳しい処置をする以外、方法はない」と語ったという。
世界反ドーピング機関(WADA)の報告書によると、ソチ五輪のみならず、これまで夏季と冬季の五輪でドーピング疑惑が浮上したロシアの選手は1000人にも及ぶという。IOCはすでに北京五輪、ロンドン五輪に出場した選手たちの検体の再検査を行い、その結果すでに27人のロシア選手が処分を受けた。
ソチ五輪に関しては、昨年の12月末にIOCが28選手の調査を開始したと報道されている。その中にフィギュアスケーターがいるのかは正式に発表されなかったが、イタリアのスポーツ紙、ガゼッタ・デロ・スポルト紙が女子金メダリストのアデリナ・ソトニコワがこの28人の中に含まれていることをスクープした。
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