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スランプのグレイシー・ゴールド。その原因は?

キャロルコーチが突然の辞任、チャンピオン候補は復活できるのか

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

グレイシー・ゴールド拡大2016年の世界選手権で総合4位に終わったグレイシー・ゴールド
 フィギュアスケートの元全米チャンピオン、グレイシー・ゴールドのコーチ、フランク・キャロルが、1月の全米選手権(カンザスシティ)女子シングルが終了した翌日、辞任することをメディア関係者に明かした。

 米国のアイスネットワークの報道によると、78歳のキャロルは「誰かと長い時間を一緒に過ごし全てのエネルギーを注ぎ込んでも結果が出ないとすれば、それは何かを変える時が来たということでしょう」と語ったという。

 21歳のゴールドはタイトル保持者として挑んだ全米選手権で、6位に終わっていた。キャロルは2013年9月から、ゴールドを指導してきた。

体重調整の苦労を告白

 2014年ソチ五輪では4位と、惜しいところでメダルを逃したゴールドは、次のチャンピオン候補として長い間大きな期待をかけられてきた。スケートの流れを使った高いジャンプ、非の打ち所のないレイバックスピンの姿勢、そしてスケーターとして恵まれた容姿と、スター選手に求められる全てを兼ね備えていることは、誰の目にも明白だった。

 だが今シーズンのゴールドは、深刻なスランプに陥った。昨年(2016年)の10月、5位に終わったスケートアメリカでは、自ら体重調整に苦労していることを告白した。

 「このスポーツで太りすぎの選手をほとんど見ないのには理由があります。私も気をつけていますが、 ・・・続きを読む
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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書に、『挑戦者たち――男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』、『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

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