初戦キューバ戦の初回の攻防で波に乗る、大会の観客動員は大幅増
2017年03月20日
開幕前の重苦しい空気は雲散霧消、いまサムライたちは6戦全勝で世界一奪回に向けて海を越え、大一番を目前にしている。
3月6日に開幕した野球の国・地域別対抗戦、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)はいよいよクライマックス、20日(日本時間21日)からドジャースタジアムで開催される決勝ラウンドでチャンピオンが決まる。
「過去最弱」「アメリカに渡れるどころか、1次ラウンドで敗退もあり得る」などなど,
大会前の日本代表に対する評価は芳しいものではなかった。
実際、そういわれるだけの根拠もあった。まず、攻守の柱として期待されていた二刀流大谷翔平の故障による代表辞退という衝撃的な事態が発生。さらに、直前にはチームの精神的支柱のひとりといわれていた嶋基宏が故障完治せず出場を断念、戦力ダウンは必至とみられていた。
また大会前に行った強化、壮行の5試合で2勝3敗と負け越し。調子の上がらない打線、役割の決まらないブルペン投手陣に対して不安が高まり、チームのムードの悪さを指摘する声も上がっていた。
ところが――。フタを開けた途端、空気がガラリと変わった。第1、第2ラウンドとも4チームが出場して総当たりで上位2チームが次のラウンドに進出するシステム。限りなくトーナメントに近い、超短期決戦。従って、常に先手を打つということが勝ち抜くための最も重要なポイントになる。
一度は同点に追いつかれはしたが
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