「ノーミスならトップ6以内には入る。でも一つジャンプを失敗すれば…」
2017年05月15日
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5月2日、ニューヨークでハーレムの子供たちの教育をサポートする慈善団体「フィギュアスケーティング・イン・ハーレム」の基金を募るチャリティパーティーが開催され、大勢のスケーターが参加した。
毎回世界選手権後に行われてきたこのイベントでは、主にスターズオンアイスUSツアーに出演するスケーターたちがツアー開始前に立ち寄って、チャリティ活動に貢献するのが毎年の恒例だ。
今シーズンは2日後の5月4日にペンシルバニア州のハーシー公演に出場するメンバーが、事前にニューヨークで顔を揃えた。
パーティーに出席したスケーターの1人、2016年全米チャンピオンのアダム・リッポンは1月に左足を捻挫して骨折し、シーズン半ばで活動中断を余儀なくされた。具体的に負傷がどのようにして起きたのか、本人から詳しく事情を聞いた。
「練習が終わってラファエル(・アルトゥニアンコーチ)と向かい合い、柵を握ったままポンポンとその場で軽く跳んだら、足に力が入らずに、ぐにゃりと変な着地をして転倒したんです。ラファエルが『早く起き上がって着替えてきなさい』と言ったけれど、『起き上がれないみたいです』と答えました」
通常では考えられない状況での負傷だが、医師からは、おそらく練習が終わった時点で、すでに疲労骨折が起きていたのだろうと説明された。
「唯一の回復方法は
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