ザギトワのプログラム構成に批判、ルール改正も
2018年02月26日
平昌オリンピック、フィギュアスケート女子の決勝では接戦の末、15歳のアリーナ・ザギトワ(OAR)が金メダルを獲得。世界女王のエフゲニア・メドベデワ(OAR、18歳)が銀メダルという結果に終わった。
この二人の間で優勝が競われることは、かねて予想されていたことではある。
シーズンがはじまった当初は、2年連続の世界選手権チャンピオンであるエフゲニア・メドベデワが圧倒的な金メダリスト候補とされていた。
一方、今季がシニアデビューである2017年世界ジュニアチャンピオンのアリーナ・ザギトワは、シニアとしてどこまで高い評価を受けるかは未知数だった。
だがメドベデワに暗雲の兆しが見えたのは、2017年11月のことだった。GP(グランプリ)シリーズのロシア杯を優勝した後、NHK杯でもタイトルをとったがフリーで珍しいジャンプミスが出た。そして右足中指骨骨折の診断を受けていたことが、発表されたのである。メドベデワは12月に名古屋で開催されたGPファイナル、そしてロシア選手権を欠場することになった。
その間、ザギトワは中国杯、フランス杯と連勝し、勢いをつけてきた。本来だったらシーズン初の直接対決になるはずだった名古屋GPファイナルで、メドベデワ不在の中、15歳のザギトワがタイトルを獲得。そして12月末にはロシア選手権も制した。
二人が今シーズン、初の直接対決をしたのは1月にモスクワで開催された欧州選手権でのことだった。まだ本調子ではないメドベデワはいくつかミスが出て、ザギトワに敗れて2位に終わった。オリンピックの前哨戦であるこの大会でタイトルを逃したことは、メドベデワにとってかなりの痛手であったことは間違いない。
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