リリーフ投手増で減る外野手枠、5年ぶり開幕先発の44歳は選手生命を賭ける
2018年04月11日
過去に例をみない歴史的デビュー。打てば打ったで、投げれば投げたで野球王ベーブ・ルースが引き合いに出される大活躍。大谷翔平の鮮やかな二刀流は本場アメリカでも連日ビッグニュースになっている。まだ、メジャーでのキャリアは始まったばかり。一体、これから先、どんなドラマを演じ、歴史を作っていくのか。
ところが、フタを開ければ、デビュー戦で初安打を打ち、数日後には強肩を披露して全米のニュースになり、そしてマシーンのようにヒットを量産。一番打者としてマリナーズの地区優勝に大きく貢献。新人記録となるシーズン242安打を放ち、首位打者を獲得。史上2人目の新人王とMVPを同時受賞した。
現実離れした活躍ぶりは、いま大谷に対してさかんに使われている『アニメ』ではなく、当時は『劇画』のようだと形容されたものだ。
そのイチローが選手生命を賭けたシーズンを戦っている。メジャー野手で最年長の44歳。
このオフはメジャーでの選手生活の継続が脅かされ、古巣マリナーズとの契約もスプリングトレーニングが半ばに差し掛かろうかという3月7日のことだった。
有料会員の方はログインページに進み、デジタル版のIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞社の言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください