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セネガル戦は2度追いつくW杯初の歴史的引き分け

6大会19試合目で粘り強さを発揮 決勝ラウンドをかけポーランドとの一戦へ

増島みどり スポーツライター

 中3日で迎える1次リーグ3戦目のポーランド戦を前にした26日、日本代表は14日から滞在するキャンプ地・カザンで、猛暑の試合が予想されるヴォルゴグラードを想定してもっとも暑い時間帯、ちょうど昼時を選んで練習を行った。狙い通り気温は34度、日差しは強くなるなか、2試合の肉体的疲労、精神的な疲れの蓄積に配慮し、リカバリーを最優先したトレーニングだったという。

 宿舎内では、同じ開催地で同時刻(日本のポーランド戦は午後5時キックオフ)に行われた25日のサウジアラビア対エジプト、1時間遅い午後6時キックオフの22日のナイジェリア対アイスランドをスカウティングしており、日差しの具合や水分補給など各国の対応も確認。「心身の疲労をきちんとリカバリーできれば暑いのはどこも同じ条件です」と、吉田麻也はノックアウトステージ進出をかけた最終戦への準備を落ち着いた様子だった。

日本の粘りを20年かけて初めて示した初の試合

 2試合終えて勝ち点は4。ポーランド戦は引き分け以上で突破が決まる。そのための必須条件ともいえる1点をもぎ取ったセネガル戦は、日本のW杯史上特別なゲームだった。

 1998年、W杯フランス大会初出場から20年目、W杯史上19試合目となった試合は、日本代表にとって勝ち点1だけではなく、歴史に新たな1ページを刻む90分だった。2度追いついた「引き分け」は初めてのパターンだったからだ。 ・・・ログインして読む
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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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