メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

小室圭さんは「アメリカ人」だと考えればいい

米紙が英メーガン妃と小室さんを比較した的外れな分析記事が日本国内で炎上したが

杉浦由美子 ノンフィクションライター

自宅マンションを出てタクシーに乗り込む小室圭さん=2018年2月7日、横浜市港北区拡大自宅マンションを出てタクシーに乗り込む小室圭さん=2018年2月7日、横浜市港北区
 秋篠宮眞子さまと婚約予定の小室圭さんがアメリカに留学する。入学先のフォーダム大学が小室さんを「日本のプリンセスマコの婚約者」と紹介したところ、日本の宮内庁が「婚約者ではない」と通達した。これがニューヨーク・タイムズの電子版で取り上げられた。

 記事の中では、英国のヘンリー王子と結婚したメーガン妃を引き合いに出した。メーガン妃は離婚経験者で、家族も騒動を起こしているが、英国民は結婚には反対しない。しかし、小室さんは母親の借金問題でバッシングされている。

 日本人はいまだに結婚を個人同士の問題ではなく、家同士の問題だと考えている……という趣旨を論じている。この分析が杜撰だと日本国内では反発もあった。今回はニューヨーク・タイムズの記事の勘違いについて言及し、そのズレ方が小室さんのそれとかぶって見えるということについて考えてみたい。

キャリアウーマンと王子の結婚

 なぜ、英国民はメーガン妃を歓迎しているのか。メーガン妃の家族はメディアに出て暴露話を披露したり、兄の婚約者が逮捕されたりと、スキャンダラスだ。しかし、メーガン妃自身はすでに家族から独立し、ハリウッドでキャリアを積んだ人気女優だ。

 人気ドラマ『スーツ』のパラリーガル、レイチェル役を演じて、日本でも知名度がある。ドラマの中のレイチェルは資産家の娘でありながら、親に頼りたくないので法律事務所で働いている。試験に受からず、弁護士資格がないが、実務能力が高い優秀なキャリアウーマンとして描かれる。

 メーガン妃自身も女優として働いてきた対価として、何億かの資産を持つと報道されている。王子と結婚ともなれば花嫁側も、多額の結婚費用を負担しなくてはならない。それを実家が出さずに、メーガン妃は自分の稼ぎから出した。ハリウッドでの順調なキャリアを捨てて、英国に嫁いできたのだから、相当な覚悟も推測される。

節約レシピを購買報道の時には絶賛だったのに

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。
Journalismの記事も読めるのは全ジャンルパックだけ!


筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

杉浦由美子の記事

もっと見る