メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

人と違っていい。LGBTによる差別のない社会へ

上司と部下、ふたりの会社員がはじめたLGBT支援が日本を変える(下)

浅尾公平 会社員

 スタートしたときのLLANは、外資系法律事務所3社とGSの合計4社、弁護士20人足らずの小さなネットワークだった。それがわずか2年半ほどで、四大法律事務所を含む十数社のローファームと、野村證券などの企業が賛同団体として名を連ねるまでに成長した。

 しかし、現状ではまだまだ足りない、もっと人や組織とのつながりも活動も広げていきたい、なぜなら、解決すべき課題はまだまだ山のようにたくさんあるからだ──。そう語る藤田さんと稲場さんに悲壮感や疲れた様子はみじんもなく、力強く明るい口調からは、信じるものに向かって前進している人の充実感と幸福感が伝わってくる。

 2人の夢は大きい。

 まずはLGBTが直面している困難について、いろいろな人たちと対話を持つ。次に差別や偏見がある事実を理解してもらう。そして、問題解消のために、どんなに小さくてもよいので行動を起こしてもらう。その流れを広げてさらに多くの企業や自治体を動かし、法律も改正できるような大きな機運を育てる。やがて、LGBTを含むすべての差別を社会から解消する……。稲場さんは言う。 ・・・ログインして読む
(残り:約1197文字/本文:約2979文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

浅尾公平

浅尾公平(あさお・こうへい) 会社員

会社員。仕事をしていないときは、本を読んだりコンサートに行ったり落語を聴いたり野球を観戦したりしています。執筆記事における見解はすべて個人的なものであって、勤務先の意見を代表するものではありません。