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ドラマ『この世界の片隅に』が描くフェミニズム

なぜ男を顔で選ぶと離婚をしないのか ドラマ版の特色は「自分で選ぶ女」という現代性

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 原作でもアニメ版でも、すずはぼんやりした性格で、意志を持たず、周囲に言われるがままに、周作の元に嫁にいくように見える。足の悪い義母の代わりに水くみから食事の支度、畑仕事などの重労働をし、嫁としていいように使われる。恋愛結婚をし、自己主張が強い小姑(周作の姉)とは対照的に描かれる。

 しかし、ドラマのすずは自ら選択し、結婚した周作に他の女の影があってもくじけない。

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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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