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LGBTへの理解の広がりとBLドラマブーム

『おっさんずラブ』から『ポルノグラファー』へ ”恋愛に性別は関係ない”のトレンド

杉浦由美子 ノンフィクションライター

ドラマ『ポルノグラファー』=フジテレビのホームページから拡大ドラマ『ポルノグラファー』=フジテレビのホームページから
 ドラマ不況といわれて久しいが、深夜帯では新しい試みのドラマが放送されている。その中でも注目したいのがBL(男性同士の恋愛)を扱ったドラマだ。春クールでは、おっさん同士の恋愛を描いた『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)がブレイクした。そして、この夏のクールで密かに話題になったのが『ポルノグラファー』(フジテレビ系)である。原作は祥伝社発行の丸木戸マキによるBLコミックスだ。この原作を映画監督の三木康一郎が映像化した。

 今までもBLファン層をターゲットにしたドラマや映画は沢山作られてきた。しかし、今年放送されたこの2本のドラマをみていると、コアなファンを狙うというよりは、新しい恋愛ドラマを作ろうという制作サイドの志がみえる。LGBTへの理解が広まる中で、「人を好きになるのに性別は関係ない」というスタンスのドラマが増えてきている。

 『おっさんずラブ』も『ポルノグラファー』も男性同士の恋愛を描きつつ、純粋に新しい恋愛ドラマに挑戦している。『おっさんずラブ』の主人公は最後までセックスをしなかったが、『ポルノグラファー』はそれも描いている。なぜなら主人公が恋をする相手は官能小説家だからだ。

男女のセックスも男同士のセックスもフラットに描く

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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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