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「探偵!ナイトスクープ」の三つの発明[7]

依頼者と芸人、制作者が楽しみつつ解決、ナレーションはなし、テロップでわかりやすく

川本裕司 朝日新聞社会部記者

作り手がバカになり笑いの素材に取り組む

 番組づくりで一貫させているのは、依頼者をオモチャにして笑いをとらないことだ。依頼者と探偵、ディレクターが一緒に楽しみながら、予定調和でない解決をめざしていく。バカを笑いながら、ときに感動が混じるのは30年間変わっていない。

 作り手が上から見下ろすのではなく、自分から下りていってバカになっていった。「そこまでしなくていいから」と言われるほどの誠意を尽くし、あふれる愛情で笑いの素材に取り組んだ。松本は「『ナイトスクープ』はテレビ史上の革命だったかもしれない」と自負している。 ・・・ログインして読む
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筆者

川本裕司

川本裕司(かわもと・ひろし) 朝日新聞社会部記者

朝日新聞社会部員。1959年生まれ。81年入社。学芸部、社会部などを経て、2006年から放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員などを経て、19年5月から大阪社会部。著書に『変容するNHK』『テレビが映し出した平成という時代』『ニューメディア「誤算」の構造』。

 

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