川本裕司(かわもと・ひろし) 朝日新聞記者
朝日新聞記者。1959年生まれ。81年入社。学芸部、社会部などを経て、2006年から放送、通信、新聞などメディアを担当する編集委員などを歴任。著書に『変容するNHK』『テレビが映し出した平成という時代』『ニューメディア「誤算」の構造』。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
依頼者と芸人、制作者が楽しみつつ解決、ナレーションはなし、テロップでわかりやすく
番組づくりで一貫させているのは、依頼者をオモチャにして笑いをとらないことだ。依頼者と探偵、ディレクターが一緒に楽しみながら、予定調和でない解決をめざしていく。バカを笑いながら、ときに感動が混じるのは30年間変わっていない。
作り手が上から見下ろすのではなく、自分から下りていってバカになっていった。「そこまでしなくていいから」と言われるほどの誠意を尽くし、あふれる愛情で笑いの素材に取り組んだ。松本は「『ナイトスクープ』はテレビ史上の革命だったかもしれない」と自負している。
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