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上沼批判のとろサーモン久保田は干されない(下)

スーマラ武智正剛の「更年期」発言は、芸人が口にするにはつまらなすぎた

杉浦由美子 ノンフィクションライター

 2回に渡って、M-1決勝の深夜に起きた「上沼恵美子批判」動画騒動について書いている。前回はネットメディアがどんなに煽ろうと、とろサーモン久保田かずのぶは干されないだろうという推測の理由を書いた。お笑いの世界は面白いが正義であり、久保田は面白いからだ。

 とろサーモンが優勝した時に、みな、ルックスが良くて品行方正な村田秀亮が売れっ子になり、久保田はそうはブレイクしないだろうと推測した。しかし、2018年に関しては久保田の方がテレビでよくみかけた。テレビ業界もコンプライアンスよりも面白さを求める時代なのだなと感じた。

スーマラ武智の問題は女性蔑視という以上に、つまらない

拡大上沼恵美子を批判する発言をしたスーパーマラドーナの武智正剛(右)。左は相方の田中一彦=2015年
 今回の騒動の中心人物で、自身のインスタグラムのアカウントで動画を配信したスーパーマラドーナの武智正剛はどうなるのだろうか。武智が「更年期障害」と発言したことは女性蔑視であり、今後、スポンサーから嫌われるのでは、と煽るネットニュースも多いが、問題はそういうコンプライアンス的なことではない。

 女性の批判をするのに、「更年期障害」というのはあまりに芸がない。 ・・・ログインして読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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