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全日本選手権の注目は高橋大輔と個性の揃った女子

田村明子 ノンフィクションライター、翻訳家

日本女子の長所は1人ひとりの個性

 バンクーバーのGPファイナルで話をしたあるISU(国際スケート連盟)関係者が、日本の女子の層の厚さを絶賛した。

 「ロシアと違うのは、日本の女子は全員タイプが全く異なるところ。1人ひとりの選手の個性があるところが面白いと関係者の間でも評判です」と語る。

 確かにここ何年か、次々と登場してトップに上ってきたロシアの女子たちは、それぞれの個性がありながらも滑りのタイプは似ていた。スピードがあり、ジャンプのスプリングが良い一方で、フリーレッグ(着氷に使わない方の足)の位置が雑でイクステンションのキープの時間が短い。また勢いをつけて蹴り上げるように足を上げるところなど、長所も短所も、共通したものがある選手が多く、欧米では「クッキー型から出てきたようだ」と手厳しく評価する記者もいる。

 その一方で、日本の選手は一人ひとりのタイプがまったく違う。 ・・・ログインして読む
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筆者

田村明子

田村明子(たむら・あきこ) ノンフィクションライター、翻訳家

盛岡市生まれ。中学卒業後、単身でアメリカ留学。ニューヨークの美大を卒業後、出版社勤務などを経て、ニューヨークを拠点に執筆活動を始める。1993年からフィギュアスケートを取材し、98年の長野冬季五輪では運営委員を務める。著書『挑戦者たち――男子フィギュアスケート平昌五輪を超えて』(新潮社)で、2018年度ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。ほかに『パーフェクトプログラム――日本フィギュアスケート史上最大の挑戦』、『銀盤の軌跡――フィギュアスケート日本 ソチ五輪への道』(ともに新潮社)などスケート関係のほか、『聞き上手の英会話――英語がニガテでもうまくいく!』(KADOKAWA)、『ニューヨーカーに学ぶ軽く見られない英語』(朝日新書)など英会話の著書、訳書多数。

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