貴重な経験や思い出になるが、東京オリンピックを前にあり方を考えたい
2019年01月28日
“ボランティア”と一言で言うけれど、地震や台風などの災害に見舞われて困っている方々を助けようとする災害ボランティアと、スポーツ大会を運営するためのボランティアは随分違う。現在、住んでいるのが兵庫県ということもあり、“ボランティア”が日本で大きく広まったきっかけとされる阪神・淡路大震災以降の“ボランティア”の歩みを聞くことは多い。
そんな時に話される災害時のボランティアの理想的なあり方は、少なくとも“自分のことは自分でした上で”現地で役に立つこと。災害を知り、いても立ってもいられなくなり現地に向かって力仕事を!と意気込んでも、そこに自分が食べるものも満足に持って行かず、大変な状況の現地で調達しにくい食料をいただいてしまう……ようでは本末転倒。──そんなことは、あの20年あまり前の震災後、さまざまな災害が起こる中で、経験を活かして語られ続けているので、認識されている方が増えているだろう。
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