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小出義雄氏を悼む

「‘天昇院頭領’―オレはこれにかけてみる」、小出氏が女子マラソンを目指した秘話

増島みどり スポーツライター

高地トレーニングのパイオニア

 この姓名判断から金メダルを常に思い描きながら、運動生理学を学び、トレーニング理論を固めていく。5年後、教員を辞めてリクルートに入社。女子マラソンは成長する。絶対に世界一になれる。そう前提して、女子では考えられなかった40㌔走、50㌔走をメニューに組み込むなど男子並みの走行距離を踏ませた。また血液検査、心肺機能の詳細なデータをベースに、「高地トレーニング」のパイオニアにもなった。

 世界中のランナーが集結し最高のトレーニング環境と憧れられた米・コロラド州ボルダ―(標高1600㍍)に、日本勢では初めて練習拠点を切り開き、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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