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教員不足3つの理由 教員全体が疲れ切っている

地方分権、人材枯渇、そして教員全体の疲弊…。学校現場を襲う負の連鎖

佐久間亜紀 慶應義塾大学教授

拡大Creativa Images/shutterstock.com

 教員不足が問題になっている。

 2019年度も、4月から早くも不足のニュースが流れている。NHK富山によれば、富山市では、始業式を迎えても担任が埋まらないなど、小学校9校で13人、中学校10校で14人、合計27人の教員が不足しているという。(「産休や育休などで教員不足 担任決まらない学校も 富山」参照)

 重要なのは、いま学校が採用したくても埋まらないのが、非正規雇用教員の枠だということである。(前々回記事『先生が足りない! 教育現場の悲鳴』参照)

 非正規雇用教員の約半数は、臨時的任用教員と呼ばれる任期付きの常勤講師(または教諭)だ。学級担任や部活などを任され、正規雇用の先生とほとんど同じ仕事をしているため、職員室をのぞいただけでは誰が非正規かはわからない。(前回記事『それでも先生になりたい アルバイト教師の実態』参照)

 なぜ、これほどまでに非正規雇用教員が不足する事態となってしまったのか。

 理由は大きく3つ上げられる。

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筆者

佐久間亜紀

佐久間亜紀(さくま・あき) 慶應義塾大学教授

1968年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学後、博士(教育学)。東京学芸大学准教授などを経て、現職。専門は、教育方法学、教師教育、専門職論。教師の力量形成の方法やその歴史を、日米比較やジェンダーの視点から研究するとともに、実際に各地の学校現場で、教師達と共に授業づくりに取り組んでいる。授業研究会「第三土曜の会」主宰。主著に『アメリカ教師教育史』(東京大学出版会、2017年、第13回平塚らいてう賞受賞)、共編著『現代の教師論』(ミネルヴァ書房、2019年)など。

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