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“元全共闘”は半世紀を経ても悔い改めない!?

75項目のアンケートを実施中、シンポをうけ秋には「次世代へのメッセージ」を出版へ

前田和男 『続全共闘白書』編纂実行委員会事務局

『全共闘白書』よ、もう一度!

 そして、さらに四半世紀が経過、折しも全国の学園に全共闘運動の狼煙(のろし)が上がってから、丁度半世紀になったのを契機に、25年前、『全共闘白書』に関わった仲間から、「続編」を編纂して、前期高齢者に入った全共闘世代による「次世代へ向けたメッセージ」を遺してはどうかとの呼びかけがあり、全共闘運動50周年『続全共闘白書』編纂実行委員会が立ち上がった。

 その「全共闘白書の続編」はこんなふうに呼びかけられた。

 「時代状況はますます悪化と劣化に向かうなか、私たち全共闘世代もついに前期高齢者に仲間入りします。このまま『社会のお荷物』として座して消えゆくわけにはいきません。私たちならではの『社会的けじめ』をつけ自覚と覚悟をもって旅立ちたい。そのために再びアンケートを実施、私たちの来し方と残り少ない行方を見つめ直すと共に、前回同様出版化して社会に発信します。おそらくこれが私たち全共闘世代の『遺言』となるでしょう。今一度のご協力をお願いいたします」

 こうして、前述の東大安田講堂でアンケートが配布され、「続全共闘白書」プロジェクトのスタートが切られたのである。

 設問は前回を上回る75項目。

 前回との「経年変化」の比較も必要だろうとの判断から、
・全共闘運動に参加した理由
・全共闘運動に参加したことへの自己評価
・その後運動から距離をおいた理由
などの“回顧的設問”を残す一方、
・結婚・離婚歴
・収入、資産状況
・持家か借家か、戸建てかマンションか
などの「私生活」に踏み込んだ設問につづいて、
・年金・介護
・墓や葬儀などの終活
など、「後期高齢者」を目前に控えた世代的テーマ、さらには、
・民主党政権(2009〜2012年)
・安保法制
・天皇退位
・トランプ政権
・安倍政治と憲法改正
など、前回以降に生じた諸問題への評価を加え、最後に、
・次世代へのメッセージと遺言
を「自由表記」とし、あわせて「辞世の句」を募集する。

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 『続全共闘白書』編纂実行委員会事務局

1947年東京生まれ。東京大学農学部卒。日本読書新聞編集部勤務を経て、翻訳家、ノンフィクション作家、編集者。資生堂化粧文化研究会会員。路上観察学会事務局。全国石炭産業関連博物館等研究交流会会員。月刊『のんびる』(パルシステム生協連合会)編集長 ●著作 『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)『選挙参謀』(太田出版)『MG5物語』(求龍堂)他。 ●訳書 I・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)、O・ハラーリ『コリン・パウエル リーダーシップの法則』(KKベストセラー)、アンダーセン『愛しのキャロライン』(ビジネス社)他。