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“元全共闘”は半世紀を経ても悔い改めない!?

75項目のアンケートを実施中、シンポをうけ秋には「次世代へのメッセージ」を出版へ

前田和男 『続全共闘白書』編纂実行委員会事務局

重信房子氏ら獄中からも回答

 他にも回答状況から興味深いことが見えてくる。

 本アンケートでは年収・年金・住宅環境を具体的な金額にまでわたって問うているが、そこからは、「元全共闘」にも、いや「元全共闘」ゆえにか、極端な格差と二極化が見られる。

 また、「すでに数年前に当人は死去したので回答できない」あるいは「当人は重篤な病にあるので回答できない」といった返信が配偶者からいくつも寄せられている。中には、「死んだ夫に代わって私が回答します」という泣かせるものもある。いずれにせよ、「あれから」経過した半世紀という矢の如き光陰をつくづく実感させられる。

 さらには、思いもかけない「場所」からも回答が寄せられている。徳島刑務所に収監中の和光晴生氏と八王子医療刑務所の重信房子氏からである。共に日本赤軍の幹部で、和光氏は1974年のシンガポール、ハーグ、1975年のクアラルンプールのハイジャックに関与したとして無期懲役となり服役中。重信氏は同上のハーグ事件の共謀共同正犯として20年の懲役判決をうけ服役中である。

 どちらの回答にも、思いのたけがびっしりと綴られている。

 さて、今後の展開だが、3月末の第1次集約をうけて、集計結果をまとめて中間発表を行い、新たな回答者を求めていきながら、6月末に最終集約を行う。

 あわせて、全共闘体験者の著名人にも回答を求めていく。

 これらの回答の集計結果をもとに、7月〜9月にかけて、若い世代の論客もまじえてシンポジウムを開催、その成果も盛り込みながら、秋を目途に出版化、次世代へ向けたメッセージを発信していきたい。

6月末の最終集約へ向け「元全共闘」の更なる参加を

 四半世紀が経過したため、前回回答者の半数が「宛先不明」で戻ってきて連絡がとれない。さらに本プロジェクトの発信力を高めるために、前回並みの500超をめざしたいので、さらに多くの全共闘体験者の参加を呼びかけている。
詳細は、ホームページへアクセススするか、事務局へ。

<問い合わせ先>
全共闘運動50周年『続全共闘白書』編纂実行委員会
メールアドレス:zenkyoutou@gmail.com
ティエフネットワ-ク気付(担当・前田和男)
文京区本郷2-38-21アラミドビル6F
TEL03-5689-8182 FAX03-5689-8192

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 『続全共闘白書』編纂実行委員会事務局

1947年東京生まれ。東京大学農学部卒。日本読書新聞編集部勤務を経て、翻訳家、ノンフィクション作家、編集者。資生堂化粧文化研究会会員。路上観察学会事務局。全国石炭産業関連博物館等研究交流会会員。月刊『のんびる』(パルシステム生協連合会)編集長 ●著作 『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)『選挙参謀』(太田出版)『MG5物語』(求龍堂)他。 ●訳書 I・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)、O・ハラーリ『コリン・パウエル リーダーシップの法則』(KKベストセラー)、アンダーセン『愛しのキャロライン』(ビジネス社)他。