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「母子保健よ、お前もか?」

札幌市の詩梨(ことり)ちゃん死亡事件、救えたはずの命

大久保真紀 朝日新聞編集委員(社会担当)

拡大池田詩梨ちゃんが住んでいたマンション前には花や菓子が置かれている。女性が訪れ、涙を流していた=6月12日、札幌市中央区

 「母子保健よ、お前もか?」

 児童福祉に詳しい専門家が、今月発覚した札幌市の池田詩梨(ことり)ちゃん(2)が衰弱死した事件の感想を漏らしました。

 児童相談所と警察の連携の悪さや児童相談所の判断ミスが明らかになっていますが、それ以前の、母子保健事業の関係者の危機感のなさや児童相談所の子どもに関する基礎知識がないことを問題視する声が上がっています。

 事件が明らかになったのは、6月5日午前5時ごろ、飲食店従業員の母親(21)が詩梨ちゃんの体調が悪いと119番通報したのがきっかけです。詩梨ちゃんは搬送先の病院で死亡しました。体には複数のあざがあり、死因は衰弱死だったそうです。これを受け、北海道警が母親と母親の交際相手の男(24)を詩梨ちゃんへの傷害容疑で逮捕しました。頭や顔などに暴行を加えたという容疑でした。

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筆者

大久保真紀

大久保真紀(おおくぼ・まき) 朝日新聞編集委員(社会担当)

1963年生まれ。盛岡、静岡支局、東京本社社会部などを経て現職。著書に『買われる子どもたち』、『こどもの権利を買わないで――プンとミーチャのものがたり』、『明日がある――虐待を受けた子どもたち』、『ああ わが祖国よ――国を訴えた中国残留日本人孤児たち』、『中国残留日本人』など。

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