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令和元年、祇園祭は1150年を迎える

薄雲鈴代 ライター

神幸祭に3基の神輿が揃い踏み

 近年の京都ブームで、だれもがこぞって‘ホンモノの京都’を知ろうと躍起になるまでは、7月17日の山鉾巡行が‘祭のクライマックス’などとテレビのニュースで流されていた。そんなフレーズを聴くたびに、あらら違うのに、と思っていたものだ。

 山鉾巡行は、八坂の神さまを氏子の暮らす町にお迎えするための、あくまで露払いのようなものである。大切な神事は、山鉾巡行後の夕刻より始まる。

 7月17日午後4時、神幸祭の祭典が本殿で行われ、舞殿に鎮座していた3基の神輿は、舁き手によって「拝殿まわし」を3周したあと、轅(ながえ)をつけて神社から発輿する。ちなみに、神輿をささえる轅とは、神輿の外側に渡された白木の横棒のことである。これによって、

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筆者

薄雲鈴代

薄雲鈴代(うすぐも・すずよ) ライター

京都府生まれ。立命館大学在学中から「文珍のアクセス塾」(毎日放送)などに出演、映画雑誌「浪漫工房」のライターとして三船敏郎、勝新太郎、津川雅彦らに取材し執筆。京都在住で日本文化、京の歳時記についての記事多数。京都外国語専門学校で「京都学」を教える。著書に『歩いて検定京都学』『姫君たちの京都案内-『源氏物語』と恋の舞台』『ゆかりの地をたずねて 新撰組 旅のハンドブック』。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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