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なでしこジャパン、オランダに敗れW杯8強ならず

東京五輪へ明確になった課題と収穫

増島みどり スポーツライター

ケガ人、コンディション不良に悩まされた今大会 東京への大きな課題に

 オランダ戦前のアップ中には、今大会のなでしこを象徴するようなシーンがあった。

 サブ組でボールを回していた三宅史織が接触で右のホホを裂傷し、血を流しながら治療のためピッチを出た。直後には先発の市瀬菜々が右肩を脱臼したようになり、固定してやはり治療に。市瀬は試合中にも同様の症状を訴えている。突発的なアクシデントとはいえ、アップ中にもケガの治療に向かったシーンは、5月22日に始まったW杯へのトレーニングキャンプから、負傷を抱えて合流し、別メニューをこなすケガ人が多かった今大会を象徴するようだった。

 日本を出発後、FWの植木理子が離脱。監督が決勝トーナメントからの厳しいせめぎ合いで起用を考えていたベテラン、宇津木瑠美もトレーニング中に負傷した。なでしこリーグで、常日頃から女子選手のコンディションやケアに万全の態勢が敷かれなければ、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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