メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

安倍政権とNHKの蜜月は民主主義を破壊しないか

内閣支持率が落ちない背景に、権力と一体化する政治報道

徳山喜雄 ジャーナリスト、立正大学教授(ジャーナリズム論、写真論)

編集権と人事権を一手に握る会長

拡大百田尚樹氏
 このようなことが起こる背景には、NHKの予算は国会承認で、経営委員会の人事は衆参両院の同意のうえで首相が任命するという事情があり、政治家とりわけ政権中枢に弱い面がある。さらに会長が編集権と人事権を一手に握り、絶大な力を持っているが、その会長人事が政権の影響下で行われる。

 たとえば、第2次安倍政権の発足後、政権は2013年11月、安倍首相に近い作家の百田尚樹氏や埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏ら4人をNHKの経営委員会に送り込んだ。翌14年、会長に三井物産の副社長をしていた籾井勝人氏が就任。籾井氏は

・・・ログインして読む
(残り:約2696文字/本文:約4000文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

徳山喜雄

徳山喜雄(とくやま・よしお) ジャーナリスト、立正大学教授(ジャーナリズム論、写真論)

1958年大阪生まれ、関西大学法学部卒業。84年朝日新聞入社。写真部次長、アエラ・フォト・ディレクター、ジャーナリスト学校主任研究員などを経て、2016年に退社。新聞社時代は、ベルリンの壁崩壊など一連の東欧革命やソ連邦解体、中国、北朝鮮など共産圏の取材が多かった。著書に『新聞の嘘を見抜く』(平凡社)、『「朝日新聞」問題』『安倍官邸と新聞』(いずれも集英社)、『原爆と写真』(御茶の水書房)、共著に『新聞と戦争』(朝日新聞出版)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

徳山喜雄の記事

もっと見る