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「破天荒ボクサー」が闘うジム制度の闇

元アジア太平洋王者・山口賢一の挑戦

片田直久 フリーライター

「日本のジム制度は『会社』ですわ」

拡大映画『破天荒ボクサー』(東京・新宿のK's cinemaで公開中) (C)ノマド・アイ 
 やや煩雑だが、ストーリーを通じ、山口の「もう一つの闘い」を理解していただけただろうか。問題の背景にあるのは日本のプロボクシング界特有の「ジム制度」である。

 プロを目指す選手はJBCに加盟するジムに所属しなければならない。JBCが発行するプロライセンスを取得してからも、ボクサーはトレーニングはもちろん、マネージメントやマッチメイク、ファイトマネーの交渉など、活動の大半をジムに委ねることになる。

 ジム制度はプロスポーツの運営システムというより、

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筆者

片田直久

片田直久(かただ・なおひさ) フリーライター

1968年、宮崎県日向市生まれ。出版社、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーライター/編集者。著書に『タモリ伝』(コア新書)。

※プロフィールは、論座に執筆した当時のものです