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豊島岡女子の高校募集廃止と教育格差/上

都内の女子進学高で唯一の高校募集がある豊島岡。2022年からは完全中高一貫校へ

杉浦由美子 ノンフィクションライター

学力はあるが内申点が伸びない女子が受ける学校がない

 さて、この豊島岡の高校募集廃止はどう東京の女子の受験に影響をしていくのか。

 中学受験情報を担当する記者はいう。「高校入試での選択肢が狭まるので、中学入試が激化するでしょう」

 今、公立高校が復権し、特に都立日比谷は独自カリキュラムで人気だ。その日比谷を狙う女子からすると、豊島岡は併願校として重要なポジションにあった。しかし、それがなくなると途方に暮れることになりかねない。

 また、学力があっても最初から、都立日比谷を狙えない女子も存在する。都立日比谷には各公立中学の学級委員長たちが入学してくるという。要は学力だけではなく利発な優等生たちだ。

 しかし、世間には ・・・ログインして読む
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筆者

杉浦由美子

杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ) ノンフィクションライター

1970年生まれ。日本大学農獣医学部(現・生物資源科学部)卒業後、会社員や派遣社員などを経て、メタローグ社主催の「書評道場」に投稿していた文章が編集者の目にとまり、2005年から執筆活動を開始。『AERA』『婦人公論』『VOICE』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、『腐女子化する世界』『女子校力』『ママの世界はいつも戦争』など単著は現在12冊。

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