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2022カタールW杯2次予選に日本人監督4人

早くも9月スタート、日本はミャンマーと初戦

増島みどり スポーツライター

日本人監督が4人も顔を揃えた2次予選への興味

 これまでのアジア予選には見られなかった異変も起きている。2次予選に、日本の指導者が4人も揃ったのは初めてだ。

 カンボジアを率いるのは、現役と並行して活動を続ける33歳の本田圭佑。代表監督に必要なライセンスの取得はまだできないため、「実質上の監督」といった表現にはなるものの、1次予選(日本は出場しない)でパキスタンを破って2次予選進出をけん引した。昨年8月に「まだ苦しい生活をしているカンボジアの人々に、サッカーを通じてちょっとでも勇気を与え、元気になってもらえるプロジェクトにしたい」と、現役のまま、同国の監督に就任すると発表し、ピッチだけではなくカンボジアサッカー界、観光面にまで好影響をもたらしているという。

 監督就任後の初戦は、通常なら会場の半分程度が埋まるスタジアムに5万人もの観客が詰めかけた。もともと両国はスポーツでの交流が盛んだった下地もあり、選手と兼任する本田への支持は根強い。自身の有料ブログでは「全ての試合でサプライズを起こし相手を苦しめていく」と、彼らしいメッセージを発信している。

 「死の組」と呼ばれるアジア№1のイラン(FIFAランキング20位)、イラク、バーレーン、香港が入ったC組で、カンボジアにとって歴史的な2次予選初勝利を目指す。

 Jリーグで柏、新潟、甲府で指揮を執った吉田達磨監督(45)は今年5月、やはり2次予選をにらんでシンガポール代表監督に就任した。D組はサウジアラビア、ウズベキスタンが入った厳しい組だが、

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筆者

増島みどり

増島みどり(ますじま・みどり) スポーツライター

1961年生まれ。学習院大卒。84年、日刊スポーツ新聞に入社、アマチュアスポーツ、プロ野球・巨人、サッカーなどを担当し、97年からフリー。88年のソウルを皮切りに夏季、冬季の五輪やサッカーW杯、各競技の世界選手権を現地で取材。98年W杯フランス大会に出場した代表選手のインタビューをまとめた『6月の軌跡』(ミズノスポーツライター賞)、中田英寿のドキュメント『In his Times』、近著の『ゆだねて束ねる――ザッケローニの仕事』など著書多数。

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