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「人権侵害」を指摘された東京都の一時保護所

子どもが心から安心して暮らせる場所か 第三者委員の意見書を読む

大久保真紀 朝日新聞編集委員(社会担当)


拡大第三者委員会がまとめた40ページに及ぶ意見書

「私語禁止」、さらに目を合わせるのもダメ

 まず【意見1】は、子どもの処遇に関してです。

 はじめにと題して「子どもの『管理』に重点が置かれており、子どもの声を聴き、子どもの自己決定を尊重し、子どもに対する権利侵害をできる限り少なくするという視点に欠けている」と指摘しています。「職員一人一人を見れば、与えられた環境の中で、精いっぱい子どもと向き合おうとしている職員も少なくない」とした上で、「しかし、職員の人数不足から、個々の子どもたちと対話する機会が不足し、子ども同士のトラブルが発生しても、

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筆者

大久保真紀

大久保真紀(おおくぼ・まき) 朝日新聞編集委員(社会担当)

1963年生まれ。盛岡、静岡支局、東京本社社会部などを経て現職。著書に『買われる子どもたち』、『こどもの権利を買わないで――プンとミーチャのものがたり』、『明日がある――虐待を受けた子どもたち』、『ああ わが祖国よ――国を訴えた中国残留日本人孤児たち』、『中国残留日本人』など。

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